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キーワード7:海の森づくり生物多様性を読み解くキーワード

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キーワード
1.生物多様性で暮らす
2.鳴き砂を守る
3.海のゆりかご
4.活動のアイデア
5.人工林の間伐
6.天然林の再生
7.海の森づくり
8.都会の生物多様性
事例
1.産直市場グリーンファームの取り組み
2.琴引浜の鳴き砂保全
3.アマモ場の再生
4.宍道湖のヨシ再生
5.森の健康診断
6.宮川森林組合の取り組み
7.アマモが取り結ぶ地域連携
8.野川の自然再生
9.草原の自然が育む生物多様性 人とのかかわりが「二次的自然」維持

キーワード7:海の森づくり

“海の森づくり”って、山の森とも関係あるの?


アマモ場は、海草の生い茂る中に多くの生きものが集まってくることから、“海の森”と呼ばれることもあります。

熊本県芦北町では、その“海の森”を再生するために、陸地の山の森を守り、育成する芦北高校林業科の生徒たちがアマモ場の再生活動に取り組んでいます。

「海はすぐそばにあるけど、遊びにも行かないし関心もなかった」という生徒たちが、海の環境とアマモに関わりはじめて6年目になるこの取り組み。

森の養分は、川を流れて海に行き着き、そこで植物プランクトンが繁殖し、海の生態系を育みます。陸地の養分も汚れも、海の環境にダイレクトに影響することを、海の作業を通じて実感する生徒たち。

「洪水の泥でアマモが埋まったのを見たときに、山が荒れると海も荒れる、森と海はつながっていると実感した」と言います。森も海も人の「手入れが必要なんだ」ということに気付いた、将来の地域環境を担う若人たちの取り組みです。

この特集ページは平成22年度地球環境基金の助成により作成されました。