一般財団法人環境イノベーション情報機構

キーワード3:海のゆりかご生物多様性を読み解くキーワード

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キーワード
1.生物多様性で暮らす
2.鳴き砂を守る
3.海のゆりかご
4.活動のアイデア
5.人工林の間伐
6.天然林の再生
7.海の森づくり
8.都会の生物多様性
事例
1.産直市場グリーンファームの取り組み
2.琴引浜の鳴き砂保全
3.アマモ場の再生
4.宍道湖のヨシ再生
5.森の健康診断
6.宮川森林組合の取り組み
7.アマモが取り結ぶ地域連携
8.野川の自然再生
9.草原の自然が育む生物多様性 人とのかかわりが「二次的自然」維持

キーワード3:海のゆりかご

“鳴き砂を守る”って、「砂」は生きものじゃないけど、生物多様性と関係あるの?


キーワード3:海のゆりかご

“海のゆりかご”とも言われるアマモ場って、なに?

“海のゆりかご”というと、主に熱帯海域に発達するサンゴ礁が有名ですが、より緯度の高い海域では、「藻場」と呼ばれる沿岸域の海草・海藻の群落が、多くの生きものの生息・繁殖場所になっています。

アマモ場とは、こうした藻場のうち、アマモなど被子植物の海草類によって形成されたものを言い、これらの植物体そのものを食べる貝類などの生きものや、アマモなどに付着する微生物をエサにする小型の魚類や甲殻類、貝類など、さらにそれらを補食するより大型の魚など、多くの生きものが集まってきます。

一方で、人間の経済活動による沿岸域の埋め立てや護岸工事、水質汚濁などによってアマモ場は減少しています。近年は、これらアマモ場の保全・再生をめざした取り組みが全国的に広まってきています。

なお、アマモの生育には、水質や底質がきれいで、海岸線や浅海域が人工構造物の建築・開発によって乱されていないことも必要なため、海岸の指標生物とされています。

この特集ページは平成22年度地球環境基金の助成により作成されました。