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環境ニュース[海外]

アメリカとメキシコ、両国国境地帯の環境問題に対処する「ボーダー2025」プログラムに署名

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2021.06.10 【情報源】アメリカ/2021.05.24 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)とメキシコ環境・天然資源省(SEMARNAT)は、2021年から2025年までの両国国境地帯の環境プログラム「ボーダー2025」に署名した。「ボーダー2025」は、同国境地帯における環境保護協力を目的としたラパス協定(1983年)の下で実施される最新のプログラムで、2020年に終了した「ボーダー2020」に続くものとなる。対象地域は、約3200kmに及ぶ両国の国境に沿った両側100km圏内であり、大気質の改善、水質の改善、廃棄物対策、及び環境面の緊急事態への備えと対応の強化を4つの柱として、環境・公衆衛生上の問題に対処するための戦略的目標が盛り込まれている。同国境地帯では、人口が急増しており、水質や水の供給、廃棄物管理、大気汚染に関し、インフラや生態系に深刻な問題が生じることが懸念されているという。EPAは、両国が協力して喫緊の環境問題に対処し、国境地帯の弱い立場にある地域住民の健康状態を改善しながら同地帯の成長維持を目指すとしている。
【アメリカ環境保護庁】

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