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環境ニュース[海外]

温室効果ガス排出量取引への準備が整う

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.03.10 【情報源】オランダ/2005.02.18 発表

 オランダ住居・国土計画・環境省は、CO2排出量取引制度への参加が義務付けられる企業のうち、95%以上が排出割り当てを受け取ったことを明らかにした。
 2004年10月から2005年1月にかけて、オランダ排出当局(NEA)は、195件のCO2排出割り当てを行った。CO2排出量取引制度への参加が義務付けられている企業で、取引開始時に割り当てを受け取っていない企業は、法令違反となる。割り当てを受け取るためには、企業は、まず、年間排出量の測定方法を示すモニタリング計画を提出しなければならない。NEAや産業界、州、市町村の緊密な連携により、モニタリング計画の質は概して良かった。
 排出量取引登録簿も、2月28日前に運用が開始される予定で、オランダは、EUの中でも最も早く、排出量取引の条件を整備した国の一つとなる。排出量取引には、金属業、製紙業、化学業、食品業関係の企業や石油精製事業者など、エネルギーの大口ユーザーである205社が参加する。
 なお、6月初めには、酸性化やスモッグ対策として、NOxの排出量取引も開始される予定である。【オランダ住宅・国土計画・環境省】(英語版)

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