EU-ETS　排出枠オークションについて協議をスタート

　EU排出量取引制度（EU-ETS）に基づく排出枠（アラウアンス）割当てのオークションを管理するルール作りについて、欧州委員会は公衆協議を開始した。公衆協議は、第3期（2013～2020年）及びそれ以降のオークションに関するEU規則案の策定準備の一部となる。
　2007年12月にEU気候・エネルギー政策パッケージの一環として、排出量取引指令が改正されたことに合わせ、欧州委員会では2010年6月30日までに、オープンで透明性の高いオークションを目指す規則を採択しなければならない。
　今回の協議では、特に、オークションの時期や規模、頻度の他、参加者の事前登録、支払い、情報公開とモニタリングなど規制的な側面について意見を求める。協議期間は8月3日まで。【欧州委員会環境総局】