一般財団法人環境イノベーション情報機構
生物多様性条約事務局、環境保護団体の声明を支持
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2011.08.17 【情報源】その他/2011.08.01 発表
生物多様性条約事務局は、侵略的外来種に対し継続的な行動を求めた、環境保護団体からの要請を支持すると表明した。国際自然保護連合(IUCN)、バードライフ、WWF、コンサベーション・インターナショナル、野生生物保護協会、ファウナ・フローラ・インターナショナル、アイランド・コンサベーションといった世界でも権威ある環境保護団体の幹部らが、連名で科学専門誌『サイエンス』に書簡を発表。侵略的外来種は生物多様性減少の主要因であるとし、その影響を防ぎ軽減するために、積極的な介入の継続が必要であると強調した。そして有害な侵略的外来種の管理を求める2011−2020年生物多様性戦略計画の目標9の達成のため、国際社会の協力を呼びかけた。ジョグラフ生物多様性事務局長は、「侵略的外来種が種や生態系の自然のバランスに及ぼす影響は捉えにくいが、急激な大発生をみる可能性もある。こうした種の悪影響を防ぎ、軽減することは大きな課題であり、NGOの協力が不可欠である」と語った。【生物多様性条約事務局】