一般財団法人環境イノベーション情報機構
南北アメリカ 健康・環境大臣会合
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.03.22 【情報源】カナダ/2002.03.12 発表
3月4日から5日、カナダのオタワにおいて、アメリカ健康・環境大臣会合(Health and Environmental Ministers of the American Meeting)が開催され、南・北アメリカから34カ国の代表者らが出席した。この会議は、南北アメリカにおける協力の優先課題、及び今年9月の「持続可能な開発に関する世界サミット(リオ+10)」への貢献などについて検討することを目的としている。共同宣言では、南北アメリカにおける重点課題として、水資源の統括的管理、大気の質、化学物質の健全な管理、気候変動が健康に及ぼす影響などが挙げられ、水の供給管理や水質汚濁の防止、廃棄物処理の改善、有鉛ガソリンの段階的廃止、交通機関による大気汚染の防止、POPsに関するストックホルム条約の発効、気候変動の健康・環境影響に関する研究などに協力して取り組んでいくこととしている。
また、ヨハネスブルグ・サミットに対しては、弱者の保護、特に子供達を保護するよう訴えるとともに、途上国のキャパシティー・ビルディング、情報の共有及び最善策の実行を重視するよう提唱した。【カナダ連邦環境省】