一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州の爬虫類・両生類が危機に
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2009.05.28 【情報源】EU/2009.05.20 発表
欧州の爬虫類の5分の1、両生類の約4分の1が絶滅の危機に瀕していることが、欧州委員会及び国際自然保護連合(IUCN)の調査で明らかになった。国際生物多様性の日(5月22日)に発表された調査結果は、爬虫類と両生類について、欧州で初めてのレッドリストとなるもので、生息数の傾向について警鐘を鳴らしている。
欧州の両生類の59%及び爬虫類の42%が減少しており、爬虫類と両生類は、欧州の哺乳類や鳥類よりも危機に瀕しているという。両生類の23%及び爬虫類の21%については、絶滅危惧種に分類されるほど深刻である。
これらの種の減少の主な原因は、人間による生息地の破壊、地球温暖化、汚染及び侵入種である。【欧州委員会環境総局】