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環境ニュース[海外]

UNEP サンゴ礁・マングローブの経済的な価値を試算

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2006.02.09 【情報源】国連/2006.01.24 発表

 UNEPは、ドバイで開催される「UNEP第9回管理理事会特別会合」に先立ち、マングローブと珊瑚に関する新たな報告書を1月24日に発表した。
 報告書「最前線にて−海岸線の保護、その他、マングローブ及びサンゴ礁がもたらす生態系サービス」は、UNEP世界保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)、国際自然保護連合(IUCN)、国際サンゴ礁行動ネットワーク(ICRAN)の3団体の協力により作成された。
 報告書では、サンゴ礁マングローブが、観光、海岸侵食防止に、また、魚類のゆりかごとして、重要な役割を果たしていることを強調。サンゴ礁の価値は、一平方キロメートル当たり、年間10万ドルから60万ドル(1100万円〜6600万円)と推計される一方で、保護のための費用は、1平方キロメートル当たり、僅か775ドル(年間、約8万5000円)に留まっていることが指摘された。
 サンゴ礁は、3分の1近くが既に失われており、2030年までには、60%が失われると予測されている。また、マングローブ林も3分の1以上が消えている。
 UNEPのテプファー事務局長は、報告書で示された経済的なデータが、各国政府や産業界、地方自治体、個人の行動を変え、こうした自然資産の評価や保護につながって欲しいと期待を示した。【UNEP】

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