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環境ニュース[国内]

朝日山地の6万9,954ヘクタールを「森林生態系保護地域」として設定

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2003.04.02 【情報源】林野庁/2003.04.01 発表

 林野庁の東北森林管理局、関東森林管理局は、山形・新潟県境にまたがる朝日山地のうち、大規模なブナ林などの原生的な自然状態が維持されている区域6万9,954ヘクタールを「森林生態系保護地域」に設定した。
 森林生態系保護地域としては、全国27番目にあたるが、約7万ヘクタールに及ぶ設定面積はこれまでの中で最大規模。
 林野庁としては地域住民やボランティアの協力を図りながら、入林者のマナーの向上についての啓発活動や、保護地域の管理状況を協議する管理委員会を設け、モニタリング調査などを行う方針。
 森林生態系保護地域は林野庁が全国各地に設定している保護林の一種。保護林制度は大正4年に国有林に対する制度として設けられたもので、平成元年の保護林の再編・拡充により、現在保護林には(1)森林生態系保護地域、(2)森林生物遺伝資源保存林、(3)林木遺伝資源保存林、(4)植物群落保護林、(5)特定動物生息地保護林、特定地理等保護林、郷土の森−−の7種類に区分されている。このうち森林生態系保護地域は日本国内の主要な森林帯を考慮して設定されており、世界遺産の自然遺産に登録されている白神山地の全域、屋久島の95%の区域も森林生態系保護地域として保護・管理されている。【林野庁】

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