一般財団法人環境イノベーション情報機構
被災地における第3次土壌環境モニタリング調査 分析結果まとまる
【水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2013.06.11 【情報源】環境省/2013.06.11 発表
環境省は、平成25年6月11日、東日本大震災の被災地における第3次土壌環境モニタリング調査の結果を公表した。今回調査は、被災地における第1次及び第2次調査の結果、土壌溶出量基準値等を上回った地点のうち、津波等由来や人為的原因による土壌汚染である可能性が考えられた3地点(北沼港湾運動公園、江名市民サービスセンター及び本吉町大谷305)について、当該基準値等を上回った特定有害物質を対象に、第1次及び第2次調査よりも広い範囲(対象地点より最大3キロメートル程度)について、汚染範囲を確認するとともに汚染原因を解析することを目的として行ったもの。
調査の結果、各調査対象地について、土壌溶出量基準値等を超過した調査地点が認められたが、土壌溶出量基準値を上回った地点については、近隣における飲用井戸の有無を調査し、地下水摂取のおそれがないことを確認した。また、土壌含有量基準値を上回った地点については、土地の利用状況を調査し、土壌の直接摂取のおそれがないことを確認した。
なお、今回の調査では、各調査対象地について、津波等由来による土壌汚染は確認されなかった。今後は、土地の所有者等である自治体において必要に応じた調査や措置が取られる予定。【環境省】