「世界遺産シリーズ」切手第７集を発行

【環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2002.05.23 【情報源】郵政事業庁／2002.05.22 発表

　郵政事業庁では、「世界遺産シリーズ」切手の第７集「古都奈良の文化財」（東大寺、興福寺）を平成１４年５月２２日に発行する。
　７１０年の平城京遷都から７８４年まで日本の首都であった奈良は、政治・経済・文化の中心地として繁栄。平安京遷都後も社寺の多くは奈良に残り、これらを中心に社寺周辺が門前町として栄え、現在に継承されている。
　このような歴史的な経緯から、奈良には、８世紀に中国大陸や朝鮮半島から伝播し、日本で独自の発展を遂げ、以後の建築の規範として大きな影響力を保ち続けた仏教建造物群、社殿と一体となり神聖な場として重視されてきた山などの文化的景観、古代宮都の考古学的遺跡などの重要な事例群が残されており、平成１０年１２月に、重要事例群である東大寺、興福寺、春日大社、春日山原始林、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡の８つの資産群が世界遺産に登録されている。
　なお「世界遺産シリーズ」切手の第７集では、このうち東大寺と興福寺を扱っている。【郵政事業庁】