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環境ニュース[国内]

富士通、生物多様性保全活動を実施する団体に生物調査のためのツールを無償提供

環境一般 CSR】 【掲載日】2012.12.18 【情報源】企業/2012.12.13 発表

 富士通は、生物多様性保全活動を実施する団体に、生物調査のためのツールを無償で提供する。GPS(衛星利用測位システム)機能付き携帯電話のカメラで撮影した情報がインターネットを介して検索・閲覧できるデータベースで活動を支援する。この仕組みは「携帯フォトシステム」と呼ぶ。公募期間は2013年1月7日〜2月28日となる。
 これまでも生物調査やモニタリングなど、野外での生物多様性保全活動を情報通信技術でサポートしてきたが、今回さらに拡大して、自然環境や生物多様性の保全を手掛ける団体の取り組みを応援することにした。富士通は、「グループ生物多様性行動指針」の中で、情報通信技術による生物多様性保全を重点施策の1つに掲げている。
 携帯フォトシステムは、生物調査を効率的に行うソリューション。携帯電話やスマートフォン(高機能携帯電話)で撮影した生物の情報をメールで送信すると、位置と時刻情報が付いた画像とメール本文をデータベースに収集して保存・分類する。情報の一覧や地図情報と合わせた表示で検索・閲覧が可能になり、ダウンロードもできる。
 営利目的ではない行政、NPO(非営利組織)、教育機関などの組織が展開する日本国内での自然環境保全活動が対象となり、10件を募る。2013年4月1日から原則1年間、最大3年間利用できる。携帯フォトシステムは、愛知教育大学と富士通が協働した全国のタンポポ前線マップの作成や、川崎市、NPOと協働した多摩川の植生調査などに活用されている。【富士通(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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