一般財団法人環境イノベーション情報機構
環境省 被災地の公共用水域の底質モニタリング調査 測定結果を公表
水・土壌環境】 【掲載日】2012.03.06 【情報源】環境省/2012.03.06 発表
環境省は、平成24年3月6日、青森県から茨城県の公共用水域の底質モニタリング調査結果を公表した。今回公表したのは、平成23年12月19日〜平成24年1月13日にかけて青森県から茨城県の津波による被害が大きく工場・事業所の特に多い地域等における河川・海域の代表的地点195地点のpH、強熱減量、硫化物、油分、n-ヘキサン抽出物質(一般項目)、カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、アルキル水銀、セレン(重金属)、ポリ塩化ビフェニル(PCB)、全シアン、チウラム、シマジン、チオベンカルブの調査結果。
公表によると、水銀、PCBについては、全調査地点において、底質の暫定除去基準値を上回る値は見られず、その他項目についても、東日本大震災以前に県等関係機関が実施した底質の調査結果と同程度又はそれ以下の値であった。
環境省では、県等の関係機関に測定結果を提供するとともに、県等の関係機関における水質の常時監視を注視していくとしている。【環境省】