一般財団法人 環境イノベーション情報機構
クルマにまつわるエコライフ(1)
自動車とエネルギーセービングな関係
本当にクルマじゃないとダメ?
日本の自動車保有台数は、2017年3月末時点で約8,126万台と統計されています。うち、乗用車が6,125万台と約75%を占めています。
このうち、ハイブリッド車及び電気自動車の保有台数はそれぞれ、654万台(うちPHV車が7万台)及び7万3千台を数え、どちらも年々伸びています。
これだけ多くのクルマが走っている日本。
エネルギー消費の問題や、排気ガス等による大気汚染・地球温暖化等の問題、
幹線道路沿いの騒音・振動等による健康被害や交通事故の多発、
それに、道路建設による地域の分断やマイカー普及に伴う公共交通機関の衰退などなど。
さまざまな環境問題、社会問題が噴出してきています。
生活の中でなくてはならない道具としてのクルマ、その一方で、さまざまな問題を引き起こしている現実について認識している人がどれだけいるでしょう?
1kmの渋滞があったとき、自動車1台あたり約5mで計算すると約200台連なります。このとき、それぞれ1人ずつしか乗っていないとすると、その中にいるのは200人。
路線バス(定員50名)なら、わずか4台で済みます。しかも、バスは渋滞に巻き込まれることなく運行できるのです。
クルマは便利な道具です。でも、必要以上に使っていないか、少し考えてみませんか?