一般財団法人 環境イノベーション情報機構

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森林

世界の陸地(りくち)のうち、4分の1以上は森林です。森林は、たくさんの生き物のすみかになっています。そして、私たちが使ういろいろなものの材料も与えてくれます。

もっとすごい力もあります。雨や風で土がけずられてしまうのをふせいだり、根っこの間の土に水をためて、雨がふってもこうずいにならないようにしています。二酸化炭素(にさんかたんそ)をすって、酸素(さんそ)にかえるというはたらきもあります。

でも、私たちが多くの木をきって使ってしまったため、これまでに、地球上の森林の半分くらいがなくなってしまいました。今も森林はどんどん少なくなっていて、特に熱帯林(ねったいりん)がへっています。酸性雨(さんせいう)などのえいきょうで、かれている森林もあります。

そこで、化石燃料(かせきねんりょう)にかわる、新しいエネルギーを使おうという動きも出てきています。風の力を使った風力発電(ふうりょくはつでん)、太陽の熱を使った太陽光発電(たいようこうはつでん)、水素(すいそ)と酸素(さんそ)から電気を作る燃料電池(ねんりょうでんち)、木材のチップや家畜のふんなどを使うバイオマスエネルギーなどがあります。

熱帯林(ねったいりん)の減少

熱帯林(ねったいりん)ってなに?
南アメリカや東南アジア、南アジア、アフリカなどの熱帯(ねったい)地域にある森林のことです。植物や動物の数や種類がとても多く、地球の生き物のうち半分の種類が熱帯林(ねったいりん)にすんでいるといわれています。
どうしてへっているの?
ほかの国へゆしゅつするために木を切ることが原因の1つです。木を運び出すための道を作ったり、1本の木を切るときにまわりの木もいっしょに切りたおしてしまうやりかたも、問題になっています。
熱帯林を焼きはらって畑にしたり、ねんりょうに使うためのまきをとったり、ぼくじょうを作るためにきりひらいてしまうことも原因です。

酸性雨(さんせいう)

酸性雨ってなに?
雨の水が強い酸性(さんせい)になることです。酸性(さんせい)の強さは、pH(ピーエッチ)であらわします。pHの値が小さければ小さいほど酸性(さんせい)は強くなります。pHが5.6かそれより小さいものを、酸性雨(さんせいう)とよんでいます。
酸性雨がふるとどうなるの?
酸性雨(さんせいう)によって湖や沼が酸性(さんせい)になると、魚などの生き物が住めなくなってしまいます。土が酸性(さんせい)になると、森林がかれてしまいます。また、コンクリートをとかしたり、金属をさびさせたりします。
どうして雨が酸性になるの?
空気の中の窒素酸化物(ちっそさんかぶつ)や硫黄酸化物(いおうさんかぶつ)が酸(さん)にかわり、雨やきりなどにまじってしまうからです。
窒素酸化物(ちっそさんかぶつ)は、車のはいきガスなどにふくまれています。硫黄酸化物(いおうさんかぶつ)は、石炭などの化石燃料(かせきねんりょう)をもやすときにできます。

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