一般財団法人 環境イノベーション情報機構
エネルギー
道路には車があふれ、家にテレビやエアコンがあるのはあたりまえ―。毎日の生活の中で、私たちは電気やガスなどたくさんのエネルギーを使うようになりました。エネルギーのもととして多く使われているのが、石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料(かせきねんりょう)です。でも、化石燃料をたくさん使うことによって、地球があたたかくなったり、酸性の雨が降るといった問題がおこってしまいました。
そこで、化石燃料(かせきねんりょう)にかわる、新しいエネルギーを使おうという動きも出てきています。風の力を使った風力発電(ふうりょくはつでん)、太陽の熱を使った太陽光発電(たいようこうはつでん)、水素(すいそ)と酸素(さんそ)から電気を作る燃料電池(ねんりょうでんち)、木材のチップや家畜のふんなどを使うバイオマスエネルギーなどがあります。
化石燃料(かせきねんりょう)
- 化石燃料(かせきねんりょう)ってなに?
- 石炭、石油、天然ガスなど、エネルギーのもとになるものです。
- どんなふうにできたの?
- 何百万年も昔に生きていた動物や植物の死がいが、地面の奥深くで温度や圧力の変化(へんか)をうけて、長い時間がたつうちに、石炭や石油などにすがたをかえたといわれています。
- どのぐらい使われているの?
- 現在、世界で使われているエネルギーのうち、化石燃料(かせきねんりょう)のわりあいは、4分の3以上。中でも石油は一番たくさん使われていて、全部のエネルギーの10分の3にもなります。
- いつまでも使えるの?
- 化石燃料(かせきねんりょう)は、いくらでもあるわけではありません。例えば石油は、今までに、もう地球にあった石油の半分くらいを使ってしまいました。
地球温暖化(ちきゅうおんだんか)
- 地球温暖化(ちきゅうおんだんか)ってなに?
- 地球があたたかくなること。地球の平均気温は毎年少しずつあがっています。
- 地球の温度があがるとどうなるの?
- 南極や北極の氷がとけて海面が高くなったり、洪水がおこったりします。かんばつがおこる地域もあります。そうすると、農作物のとれる量が少なくなったり、伝染病(でんせんびょう)がひろがったりします。海にしずんでしまう地域もあります。
- どうして温度があがるの?
- ものをもやした時にできる二酸化炭素(にさんかたんそ)が、一番の原因です。二酸化炭素(にさんかたんそ)は、ちょうど温室と同じように、熱が地球の外に出て行くのをふせぎます。だから、大気の中の二酸化炭素(にさんかたんそ)がふえると、地球の温度もあがってしまうのです。
- 二酸化炭素はどうしてふえるの?
- 石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料(かせきねんりょう)をもやすことが、二酸化炭素(にさんかたんそ)をふやす一番の原因となっています。