大西洋まぐろ類の統合的な取締モニタリング措置案作成される

　２００１年５月１７日・１８日の両日、ベルギーのブリュッセルで、「大西洋まぐろ類保存国際委員会（ＩＣＣＡＴ）統合取締モニタリング措置の開発に関する作業部会」が開催された。今回の会議は、取締モニタリングに関する取り決めを早く整備したいというＥＵの意向から開催されたもので、ＩＣＣＡＴ加盟国３０か国中、１６か国が出席した。
　会議では、先進国及び途上国ともに取締モニタリング措置の統合・強化に前向きで、最終的に、原則、加盟国等の義務、遵守・取締、非加盟国等の遵守促進などを柱としたテキスト案が作成された。このテキスト案は本年１１月のＩＣＣＡＴ年次会合に報告され、この会合で今後の作業についての指示を受けることとされた。【水産庁】