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環境ニュース[海外]

カナダ政府 環境情報システムの構築へ中間報告

環境行政 行政資料】 【掲載日】2001.05.23 【情報源】カナダ/2001.05.14 発表

 カナダ連邦環境省は5月14日、環境関連の情報公開制度についての報告書を発表した。これは、昨年10月にアンダーソン環境大臣が設置した諮問機関「環境のためのカナダシステム作業部会(CISE:Task Force on a Canadian System for the Environment)」によるもの。
 「環境決定情報を知らせる:環境情報システムへ向けた第一歩(Informing Environmental Decisions: First steps towards a Canadian Information System for the Environment)」と題されたこの中間報告書では、政府がどのように環境関連情報を取り扱っているか、また、企業やコミュニティなどが環境に影響を及ぼすような決定を行う際に、どのような情報が利用できるようになっているかといった点についてまとめている。特に今回はモニタリングの拡大による環境情報格差の縮小、政府の環境政策の広報手法の改善が最優先課題として挙げられた。
 学識経験者等から成る同作業部会のメンバーはこの中間報告書をもとに、今夏ハリファックスやトロントなど全国7ヶ所で環境情報システム構築へ向けたヒアリングを行ない、今秋に最終報告書を完成させる予定。
 アンダーソン環境大臣は声明の中で、「カナダの豊かな自然を守っていくのは全国民共通の責任である」と述べ、今回の報告書が目指す環境情報システムの導入により、より良い環境政策の管理・実証につながるとの見解を示した。
 なお、環境省は「環境問題における重点事項の軌跡(Tracking Key Environmental Issues)」と題する報告書も同日発表。大気・水質・気候変動などカナダが抱える環境問題に関して、これまでと今後の政策概要がまとめられたものだが、ここでも事項間の情報格差が指摘された。【カナダ連邦環境省】

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