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環境ニュース[国内]

ブルーギルとコクチバスの全面駆除を合意 外来魚問題についての中間報告

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.06.23 【情報源】水産庁/2003.06.11 発表

 平成14年5月に設置された水産庁の外来魚問題に関する懇談会は、15年6月11日までにブラックバスなどの外来魚問題への取組みの方向性を示した中間報告をまとめ公表した。
 懇談会は(1)外来魚の生息数・生息域の減少を進めること、(2)外来魚の違法放流防止の徹底と継続、(3)ブルーギルブラックバスのうちコクチバスの全面駆除−−の3点を今後の取り組み方針として合意したが、ブラックバスのうちオオクチバスについては「影響が小さい水域への封じ込め」か「完全駆除」か対応策についての意見がわかれた。
 このためオオクチバスを他への影響が小さい水域に移動させ、これらの水域以外ではブラックバス釣りを行えないとするモデル事業についても検討が行われたが、一部水域であるとはいえ、ブラックバス釣りを前提とした考え方を懇談会が示すことが適当かどうか、オオクチバスを移動した水域からさらに流出がおこらないかなど、事業に対する問題点も多く指摘された。
 なおブラックバスなど駆除すべき外来魚に対して、キャッチ・アンド・リリース(釣った魚を水域に戻すこと)を行うことは好ましくないとの意見が多かったが、キャッチ・アンド・リリースが種の保存や生命の尊重のためと説明され普及している状況を考慮し、外来魚に対するキャッチ・アンド・リリース禁止が子供の教育に与える影響も含め、議論が行われた。【水産庁】

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