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ブルーギル 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.14

ブルーギル

ブルーギル   【英】Bluegill  

解説

スズキ目サンフィッシュ科の淡水魚。北米南東部原産の移入種。体長は約25cm。

日本に最初に持ち込まれたのは、1960年にアイオワ州のミシシッピ川で採集された親魚17尾である。その後、これらをもとに繁殖した個体が各地に移植され、大雨や洪水などによって養殖池から逃げ出したり、釣り関係者による放流も手伝って分布域が拡大。現在では北海道から沖縄まで分布している。

オオクチバスと異なり魚食性はそれほど強くないが、雑食性で水生昆虫から水生植物まで様々なものを食べる。このような柔軟な食性と強い繁殖力により、各地で定着し、在来生態系に大きな影響を与えている。現在、多くの県の条例で移植放流が禁止され、新潟県と岩手県では内水面漁場管理委員会指示により生きた状態での再放流(リリース)も禁止されている。さらに、滋賀県の琵琶湖では県の条例として初めて再放流の禁止を決定し、これを平成15年4月から施行している。

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