一般財団法人環境イノベーション情報機構
吉野熊野国立公園・吉野山におけるクビアカツヤカミキリ被害木を確認
【自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2025.10.27 【情報源】環境省/2025.10.24 発表
環境省は、吉野熊野国立公園の吉野山上千本のヤマザクラにおいて、フラスの発生が確認されたと発表した。フラスとは、クビアカツヤカミキリの幼虫が入り込んだ樹木から 4月末頃〜 10月末頃にかけて排出される、幼虫のフンと木くずが混ざったもの。クビアカツヤカミキリ個体確認の目印となる。
クビアカツヤカミキリは、東アジア原産のカミキリムシ科の外来昆虫で、サクラ、ウメ、モモをはじめとしたバラ科樹木を主に害するとして知られている。平成30年1月に外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、飼育、移動、放出等が禁止されている。
今回の被害木には、幼虫の殺虫のための薬剤の樹幹注入を実施済みであり、現在、被害木周辺を含め、吉野山の被害状況の確認を進めている。
国立公園内におけるクビアカツヤカミキリ被害は、全国初の確認事例。
【環境省】