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環境ニュース[国内]

欧州環境庁など、海運部門の環境対策と持続可能性向上の取組加速は急務と報告

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2025.02.20 【情報源】/2025.02.04 発表

欧州環境庁(EEA)と欧州海上保安機関(EMSA)は共同で、欧州海運部門の環境影響や対策に関する報告書を公表し、同部門は持続可能性向上に一定の進捗が見られたが、エネルギー使用・汚染・GHG排出の削減や生物多様性の保護を目指すEU気候・環境目標達成には今後数年間に取組強化が必要と指摘した。

海運部門は依然として幅広い環境問題をもたらし、その現状は、
・GHG:CO2排出量は EU の CO2総排出量 の 3〜4%。メタン排出量は、2018〜2023年に 2倍以上に増加、主に液化天然ガスの使用増加に起因。
大気汚染硫黄酸化物は、主に欧州北部の排出規制海域の導入により 2014年 から 約70% 減少。窒素酸化物は 2015〜2023年 に平均で 10% 増加。
・海洋ゴミ:漁業や海運からの海洋ゴミは過去 10年 で半減。しかしコンテナ紛失よるプラスチックペレット流出が課題。

EUでは、排出量取引制度(EU-ETS)の海運部門への拡大、船上で使用するエネルギーのGHG強度制限等の措置が施行され、脱炭素化の前進が期待される。

【欧州環境庁】

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