一般財団法人環境イノベーション情報機構
味の素、明治グループと持続可能な酪農業の実現に向けた協業を開始
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2024.05.15 【情報源】企業/2024.03.27 発表
味の素株式会社は、株式会社 明治をはじめとした明治グループと、酪農・乳業において、アミノ酸を活用し、温室効果ガス排出削減と経済価値創出を同時に実現するJ-クレジット制度を活用したビジネスモデルの構築に向けた協業を開始した。なお、酪農におけるアミノ酸を活用したJ-クレジット制度のプロジェクトは日本初となる。このビジネスモデルでは、同社の乳牛用アミノ酸リジン製剤「AjiPro-L」を用い、通常では小腸まで届きにくいアミノ酸を効果的に栄養として届けることで、大豆粕などの飼料を減らしながら、不足するアミノ酸を補いバランスを整えることができる。その結果、乳量を維持しながら飼料コストを削減すると同時に、糞尿から発生する余剰な窒素を削減し、N2Oを削減することが可能となる。
また、このモデルは「乳牛へのアミノ酸バランス改善飼料の給餌プロジェクト」として、J-クレジット制度に登録されたため、今後は削減GHG排出量のモニタリングおよびクレジット化などのプロジェクトの運営を実施していくとしている。
【味の素株式会社】