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環境ニュース[海外]

欧州委員会、持続可能な貨物輸送を目指し、複合輸送指令の改正案を発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2023.11.22 【情報源】EU/2023.11.07 発表

欧州委員会は、複合輸送指令(1992年)の改正案を発表した。改正案にいう複合輸送(combined transport)とは、道路輸送と環境効果の高い鉄道・内航船・短距離海上輸送などを組み合わせたもので、最低40%の外部費用(温室効果ガス大気汚染、事故、騒音、渋滞など)を削減する輸送をいう。
改正は、2023年7月発表の「貨物グリーン化パッケージ」(案)を補完し、欧州グリーンディールの目標「運輸部門の排出を2050年までに90%削減」を促進する。複合輸送の発展と競争力向上によって持続可能な貨物輸送の実現を目指す。たとえば、トラックが列車や船の出発に遅滞なく接続できるよう現行の週末自動車通行制限の例外を認めるなど、ターミナルなどインフラ利用の効率化を図り競争力を高める。
また、電子貨物輸送情報(eFTI)のプラットフォームを利用して、輸送管理人が運行の適格性を判断できるようにする。加盟国は、複合輸送の発送荷主の戸口から受取荷主の戸口までのコストを10%以上削減するための政策を今後7年6ヶ月以内に実施するよう義務付けられる。
【欧州委員会】

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