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環境ニュース[国内]

飼養許可手続きのないニホンザル飼養問題についての調査結果を発表

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.04.12 【情報源】環境省/2001.03.28 発表

 環境省では、昨年末から岐阜・熊本県で、特定の業者がニホンザルを実験動物として売却するために多数飼育し、譲渡しているという報道等があった問題について、事実関係等を調査してきたが、その後、関連する情報の連絡があったため、その概要などについて発表した。
 岐阜県及び熊本県の調査によると、岐阜県の業者は83頭、熊本県の業者は118頭のニホンザルを飼育しており、いずれも鳥獣保護法に基づく飼養許可手続は行なわれていなかった。
 このうち岐阜県の例では、昨年末に同様の新聞報道があった県内業者に対し、立入検査等を行い、飼育中のサルについては、動物園等からの譲り受けや繁殖個体であると業者が主張し、これを覆すだけの証拠が発見できなかったことから、今後とも、引き続き監視を行っていくこととした。更に、調査の過程で発覚した無免許で設置の「はこわな」については、鳥獣保護法を遵守するよう文書で指導した。
 環境省としては、平成13年1月31日付け自然環境局長通知「有害鳥獣駆除制度及び飼養許可制度の運用について」の趣旨について、引き続き周知徹底を図るとともに、有害鳥獣駆除等で捕獲された個体の飼養の透明性の確保について、法的検討も含め実効ある措置を検討していく。また今回調査されたケースでは、関係業者等に対し適切な指導を行うこととした。【環境省】

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