石西礁湖のサンゴ白化現象の2022年12月調査結果を発表

環境省は、今年度のサンゴ白化現象の状況を把握するため、2022年9月に引き続き同年12月前半に石垣島と西表島の間に広がる石西礁湖（せきせいしょうこ）において調査を実施した。
これは自然再生推進法（2003年1月1日施行）に基づき、自然再生事業を2006年から実施しているもので、その一環としてサンゴのモニタリング調査を2002年の試行調査を経て、2005年から実施している。

調査の結果、全調査地点の平均白化率は2022年9月の92.8％から50.2％まで低下した。一方、平均被度も同年9月の21.6％から17.0％まで低下した。

今後の白化状況の推移は、例年のモニタリング調査の一環として実施する追跡調査のほか、環境省生物多様性センター（山梨県富士吉田市）が実施している「モニタリングサイト1000サンゴ礁調査」の中で石西礁湖の近隣海域も含めて把握を進めるとのこと。

【環境省】