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環境ニュース[海外]

生物多様性条約、COP15で陸・海域の30%以上の保全を定めた2030年目標に合意

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2023.01.12 【情報源】国際機関/2022.12.19 発表

生物多様性条約(CBD)は、2022年12月7〜19日にカナダのモントリオールで開催した第15回締約国会議(COP15)で、生物多様性損失への対応と生態系回復に向け4つの長期目標と2030年までに達成する具体的な23のターゲットを示した「昆明・モントリオール生物多様性枠組」(GBF)を採択した。その主なターゲットは次の通りである。
・世界の陸域、陸水域、沿岸域、海域の30%以上を保全・管理
生物多様性の重要性の高い地域の損失をほぼゼロに低減
・食品廃棄物を半減
・過剰な栄養塩や農薬等のリスクを半減
生物多様性に有害な補助金を年間5000億ドル以上削減
途上国への国際支援を含め生物多様性関連の官民資金を年間2000億ドル以上動員
侵略的外来種の導入・定着を少なくとも半減
・大企業等の生物多様性への依存・影響等の開示
COP15ではGBFに加え、その実施に特化した地球環境ファシリティ内での基金開設等に合意。遺伝資源デジタル配列情報の衡平な利益配分については、COP16で多国間基金の設立を最終決定するという。
生物多様性条約】

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