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環境ニュース[海外]

カナダ環境・気候変動省、先住民主導の自然保護支援のため3000万ドルを拠出

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2022.09.14 【情報源】カナダ/2022.08.29 発表

 カナダ環境・気候変動省は、気候変動生物多様性損失に対処するファーストネーション、イヌイット、メティスの先住民管理者(ガーディアン)の80超の取組に約3000万ドルを拠出すると発表した。資金提供を受ける取組には、ファーストネーション管理者(カークロス/タギッシュ)のユーコン準州南部やブリティッシュコロンビア州北部の伝統地域での野生生物と人間活動の協調・管理・モニタリング能力の拡大や、イヌイット土地行政管理者のイヌイット主導の環境モニタリングプログラムの開発・実施などが含まれる。
 国連のデータによれば、先住民の土地は地球のわずか20%ほどにすぎないが、世界に残存する生物多様性の80%を含有しているという。2018年以降、カナダ環境・気候省はファーストネーション、イヌイット、メティスの管理者の取組170超に5000万ドル以上を投資しており、自然や野生生物の保護だけでなく先住民の雇用創出にも寄与してきた。また2021年には、先住民管理者への支援を拡大し、先住民管理者のネットワークの構築などに最大1億7300万ドルの資金提供を約束している。
【カナダ環境・気候変動省】

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