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環境ニュース[海外]

ドイツ 湿地保全活動をさらに促進

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2022.02.10 【情報源】ドイツ/2022.02.02 発表

 ドイツ連邦環境消費者保護省(BMUV)は、2月2日の世界湿地の日に合わせ、湿地と泥炭地の保全が気候・自然保護において重要であり、政府として保全を進めていくことを改めて表明した。連邦環境消費者保護省は、進行する気候危機と生物多様性の損失を抑制するために世界各地の湿地と泥炭地の保護を支援している。国際気候イニシアチブ(IKI)では、すでに11件のプロジェクトに対し総額5200万ユーロの資金を提供している。2022年には、新たに4件のプロジェクトに対し総額3200万ユーロを拠出する予定である。特に、コンゴ盆地における世界最大級の泥炭地の保護を進めることにより、貴重な生物多様性の保全、炭素貯留や水の貯蔵の確保を実現するとしている。国内においても湿地の保全に取り組んでおり、ドイツ全土の35地域(計86万9,000ヘクタール)がすでに国際的に重要な湿地として指定されている。レムケ大臣は、「湿地は地球上で最も多様であり、かつ最も絶滅の危機に瀕している生態系でもある」とし、希少種絶滅危惧種の動植物の生息地としてだけでなく、人間にとって不可欠な生態系サービスを提供し、長期的な炭素貯蔵庫となり、自然・気候保護を実現する湿地の保全の重要性について強調した。
【ドイツ環境消費者保護省】

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