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環境ニュース[海外]

イギリス環境・食糧・農村地域省、ハンティングトロフィー(狩猟戦利品)の輸入禁止を発表

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2022.01.05 【情報源】イギリス/2021.12.10 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、ハンティングトロフィー(狩猟で得た野生生物の頭部等を剥製にした飾り)の輸入を禁止すると発表した。数千種の絶滅危惧種(ライオン、サイ、ゾウ、ホッキョクグマ等)のほか、危機レベルが近危急種以上の1000種超(アフリカスイギュウ、シマウマ、トナカイ等)も対象とし、政府の公約を強化する。同分野としては世界で最も厳しいレベルの規制となり、影響が特に懸念される約6000の動物種など広範な種の保全を支援するという。
 生物多様性はかつてないペースで低下しており、アフリカゾウの個体数は過去50年で半分以下に、アフリカライオンは過去20年で僅か2万頭にまで減少した。トロフィーハンティングは種が直面する脅威を拡大し、動物の個体数や生態系全体に負の波及効果を及ぼす可能性がある。トロフィーの輸出入規制に関する意見募集には4万4000件超の回答があり、86%が規制強化を支持していた。同法案の詳細は近く公表される。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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