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環境ニュース[海外]

ドイツ 連邦政府が「生物多様性国家戦略2021年の説明責任報告書」を採択

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2021.08.20 【情報源】ドイツ/2021.08.04 発表

 ドイツ連邦内閣は、ドイツ連邦環境省(BMU)が提示した「2021年生物多様性国家戦略説明責任報告書」を採択した。2007年、連邦政府は生物多様性の喪失に対処するために「生物多様性国家戦略」を採択し、国内および世界の生物多様性の保全と促進に関する目標を設定した。生物多様性国家戦略は社会全体を対象にした野心的なプログラムであり、種とその生息地の保護対策を包括的にまとめ、特に国連の生物多様性条約(CBD)、EU生物多様性戦略2030、持続可能性戦略や気候変動適応戦略など国内および国際社会における戦略と関連づけている。今回、連邦政府が採択した報告書では、「昆虫保護」と「連邦所有地の自然保護戦略」を新たに加え、合計11のテーマ別分野における生物多様性の喪失に対する対策と成果、および目標がまとめられている。ここでは昆虫保護対策や生物多様性保護プログラムの促進など連邦政府が既に多数の対策を実施していることを評価しているものの、農業における窒素投入量の削減や近自然型の河川氾濫原の開発など、生物多様性の喪失を食い止めるための課題は山積していることが報告されている。生物多様性保護に対する資金は増加しているにも関わらず、その額は生物多様性の喪失を阻止するために必要な資金には遠いことから、現在、連邦政府は、連邦環境省のイニシアティブのもと、幅広い利害関係者の参加を得て、生物多様性国家戦略を将来性のあるものにするために再編成する作業を開始している。
【ドイツ連邦環境省】

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