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環境ニュース[国内]

富士山地域と丹沢地域の「緑の回廊」設定案、了承される

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.09.05 【情報源】林野庁/2002.09.05 発表

 平成14年9月4日に開催された第3回「富士山緑の回廊及び丹沢緑の回廊設定委員会」で、富士山地域と丹沢地域の「緑の回廊」設定案が了承された。
 「緑の回廊」は、分散している保護林保護林をつなぐ地域を、野生生物の移動経路や広範囲で効果的な森林生態系の保護を図っていく空間として活用するために設定しているもの。平成14年4月1日現在、全国で13か所が「緑の回廊」として設定されており、回廊内では、人工林(針葉樹)中に広葉樹を植えたり、野生動植物に配慮した森林施業を行うことになっている。
 今回、了承された「緑の回廊」設定案は、富士山地域の5,735ha(国有林2,120ha、民有林3,615ha)と丹沢地域の8,302ha(国有林3,552ha、民有林4,7590ha)に関するもの。両回廊では、ツキノワグマを生態ピラミッドの頂点とした森林生態系が構成されており、設定案でも、この森林生態系を構成する多様な動植物全体を保全対象としている。
 なお正式な回廊の設定は平成14年度末の予定。2つの回廊の間にある大規模道路(国道138号線)への野生動物専用通路の設置など、まだ残っている課題については、今後さらに専門委員会で検討を行う。【林野庁】

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