カナダ、メキシコとの気候変動協力プロジェクトに250万ドルを拠出

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2014.03.07 【情報源】カナダ／2014.02.20 発表

　カナダのアグルカック環境大臣は、「カナダ・メキシコ気候変動協力プラットフォーム」の創設に向け250万ドルを拠出すると発表した。コペンハーゲン合意のもと、カナダは60以上の国における気候変動対策を支援する新規・追加資金として短期資金12億ドルの拠出を約束しているが、今回の資金はその一部で、国連開発計画（UNDP）を通じてメキシコに提供される。プラットフォームの具体的作業は、
・メキシコの気候モデル・分析の実施能力強化
・気候変動に対する国、州、地域の脆弱性評価
・メキシコと他の中南米・カリブ海諸国との間の、気候変動への緩和・適応に関する協力強化
・国の気候資金追跡システムの構築、気候資金追跡・報告のためのバーチャルプラットフォームの構築
等である。
　カナダとメキシコは、長期にわたり気候変動に関する協力を進めており、数多くの気候変動対策プロジェクトを実施してきた。カナダ環境省は、今後も北米環境協力委員会、短寿命気候汚染物質削減のための気候と大気浄化のコアリション（CCAC）、グローバル・メタン・イニシアティブ等を通じ、メキシコとの協力を続けていくとしている。【カナダ環境省】