一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

大西洋まぐろ類保存国際委員会の2部会が開催 IUU対策で適正管理漁船のリストも作成へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.06.03 【情報源】水産庁/2002.06.03 発表

 大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT) は2002年5月27日から30日にかけて「IUU(違法・無規制・無報告)対策作業部会」を、5月30日から31日にかけて「統合モニタリング措置作業部会」を東京の農林水産省共用会議室で開催した。
 ICCATは、地中海を含む大西洋全体のかつお・まぐろ類の保存・管理を行う地域漁業機関。
 今回開催されたIUU対策作業部会では、大西洋地域での大部分のIUU漁船の経営に台湾の居住者が関与している事実が認識され、台湾当局の対応が不十分であることが指摘された。このため同作業部会は、台湾と日本が協力して調査を進め、具体的改善策を10月のICCAT年次会合に提示するよう要請がなされた。
 またIUU漁業廃絶対策としては、IUUリスト作成の手続からリスト掲載船への制裁措置までの一連の措置をとりまとめた枠組み素案が作成され、年次会合で審議されることとなったほか、IUUリスト作成と同時に、旗国(船舶登録国)による適正な管理下にある漁船のリスト化も必要であるとして、やはり年次会合で検討されることとなった。
 一方、統合モニタリング作業部会では、継続協議となっていた漁船操業の監視・取締制度の統一化に関する一般ガイドライン案について協議が行われ、この案の最終的なとりまとめを行った。このガイドライン案もICCAT本会合に提出される予定だ。【水産庁】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク