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環境ニュース[海外]

ドイツ・ベルリン 国際生物多様性年スタート式典を開催

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2010.01.19 【情報源】国連/2010.01.11 発表

 ドイツのベルリンにおいて、2010年国際生物多様性年を公式に開始する式典が開催された。国連環境計画(UNEP)のシュタイナー事務局長は、式典において、地球の自然資産の喪失を食い止め、増加に転じさせるためには、これまでにない科学的、経済的、政治的な取り組みが必要であり、市民への普及啓発活動が求められると指摘。また、サンゴ礁を例にとり、沿岸保護や自然災害の管理、観光業や漁業、バイオ加工業への貢献など生物多様性生態系が生み出す様々なメリットを強調した。
 また、2010年は生物多様性の失われるスピードを著しく低減させる年になるはずだったが、そうならなかったと述べ、式典に参加した各国首脳らに対し、そのスピードを落とすだけでなく、喪失を食い止め、ダメージを受けた生態系インフラの回復に世界全体で早急に取り組まなければならないと呼び掛けた。
 なお、2月に開催されるUNEP管理理事会・グローバル閣僚級環境フォーラムにおいては、生物多様性及び生態系サービスに関する政府間プラットフォーム(またはパネル、IPBES)を設立するか否かが決定される。シュタイナー事務局長は、各国政府が、新たなパネルを設立する案を支持するか、あるいは、他のメカニズムや組織を設ける方針を示すか検討すべきだとしている。【UNEP】

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