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環境ニュース[海外]

EUの温室効果ガス排出量 京都議定書の目標達成の軌道上に

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.11.20 【情報源】EU/2009.11.12 発表

 欧州委員会の年次進捗報告により、EUが京都議定書の排出削減目標達成の軌道に乗っていることが明らかになった。2007年のデータによると、EU15カ国の温室効果ガス排出量は基準年比5%減となっており、京都議定書目標(8%減)を達成できそうである。この間、経済成長は44%であった。
 2008年の排出量については、欧州環境庁の推計によると、EU15カ国で基準年比6.2%減、EU27カ国全体では13.6%減となった。
 2008〜2012年の京都議定書第一約束期間中には、EU15カ国で、既に実施されている政策や措置により、基準年比6.9%減を達成できると見込まれている。 これに加え、第三国からの排出クレジット購入(国際的な排出量取引クリーン開発メカニズム共同実施)で2.2%、EU排出量取引制度(EU-ETS)でのアラウアンスやクレジットの購入で1.4%、植林・再植林で1.0%、追加的な政策や検討中の措置を実施することで1.6%の削減、合計で約13.1%の削減が可能だと推計されている。
 EU27カ国の残りのEU12カ国のうちマルタ、キプロスを除く10カ国は同議定書に基づく約束をしているが、いずれの国も基準年の6〜8%削減を達成できそうだという。【欧州委員会環境総局】

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