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環境ニュース[海外]

世界経済フォーラム グリーン・ニューディールを呼びかけ

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2009.02.04 【情報源】国連/2009.01.29 発表

 スイスのダボスで、1月28日〜2月1日まで、世界経済フォーラムの年次総会が開催された。会議には世界から、40カ国の首脳、国連の上級職員、企業経営者やNGOの代表ら2500人以上が参加。世界的な金融危機について議論し、経済改革と地球温暖化問題に焦点をあてた「ポスト金融危機アジェンダ」の構築に取り組んだ。
 国連の潘事務総長は、再生可能エネルギーと技術開発への投資によって、雇用を創出し、地球温暖化問題に取り組む「グリーン・ニューディール」を約束する場として、現在の経済危機を利用すべきだと呼びかけた。
 「コペンハーゲンへの挑戦」というセッションには、UNEPのシュタイナー事務局長、アメリカのゴア元副大統領、COP15/MOP5のホスト国デンマークのラスムセン首相らが参加し、工業国・途上国双方の政治家や経済界のリーダーから支持されるような合意を得ることが重要だと強調。ラスムセン首相は、明確な排出削減目標に合意することが不可欠だと指摘した。
 また、「低炭素経済に向けたリソースの活性化」というセッションでは、企業、金融、政策の専門家が、低炭素経済への投資を拡大し、炭素市場を活性化するために必要な金融フローと技術フローを促進する、実践的な改革について議論した。このセッションで、UNEPのシュタイナー事務局長は、金融・技術問題に取り組む、国際的な機関を支援する、官民のイニシアティブを奨励する必要があると述べた。
 この他、地球温暖化への関心を高めるに当たってのメディアの役割やこの問題に関する広報活動の改善について話し合う「気候変動に関するメッセージの形成」ワークショップ地球温暖化が観光業に与える影響を概観し、政府、企業、消費者が観光業界を持続可能なものにする方法を明らかにすることを目指す「気候変動プロジェクト」に関するセッション等が開催された。【UNEP】


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