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環境ニュース[海外]

中国 環保総局テレビ会議:汚染削減指標、モニタリング、審査体系を構築

環境行政 行政資料】 【掲載日】2007.05.30 【情報源】中国/2007.03.02 発表

 3月1日、国家環境保護総局は、汚染排出削減指標、モニタリング、審査体系の構築加速に関するテレビ会議を開催し、「三大体系」の構築を計画した。国家環境保護総局の周生賢局長は会議の席上、汚染排出削減指標、モニタリング、審査体系の構築は十分に議論し、周到に準備し、科学的に組織し、責任を明確にし、資金源の厳格管理・資金の慎重利用・品質優先すべきことを指摘した。「三大体系」の構築により、主要汚染物排出削減任務の全面達成のために条件を作り出し、全面的に環境保護部門が歴史的転換を推進する能力を高めていく。
 中央財政は20億元の特別資金を「三大体系」構築に用いることは、共産党中央、国務院が汚染排出削減を高く重視していることの現れであるとした。
 「科学的排出削減指標体系」とは、統計方法を改良し、統計制度を改善し、重点汚染源の汚染排出データの統一収集・統一審査・統一公布を実現し、新旧の汚染増減変化状況を適時把握し、科学的環境統計体系を形成することである。「正確な排出削減モニタリング体系」とは、汚染源の現場サンプリング・モニタリング専用機器の設置水準を高め、環境モニタリングデータの正確さ・信頼性・有効性を保証し、環境保護部門の監督的モニタリングと自動オンラインモニタリングデータ送信能力を高めることである。「厳格な排出削減審査体系」とは、政府責任を強化し、データ公表制度と責任追及制度をつくり、社会と市民から監視を受けることである。
 2007年、「三大体系」能力構築の重点は次の通り。第一に、国家規制の重点汚染源の自動モニタリング事業を実施し、そのうちオンラインモニタリング設備資金は企業と地方政府が共同で負担し、中央財政は省・市級の監督規制センターの構築を重点支援する。第二に、汚染源監督的モニタリング能力構築を実施し、省・市級汚染源のモニタリング・現場サンプルリング・実験能力を強化し、汚染源の現場サンプリング・モニタリング専用機器の設置水準を高める。第三に、環境監察法執行能力を強化し、国家級環境監察法執行機関の取り締まり力を高める。第四に、環境統計基礎能力と情報送信能力の構築事業を実施し、データ保管、送信、共有の情報化水準を高める。【中国国家環境保護総局】

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