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環境ニュース[国内]

2006/07年南極海鯨類捕獲調査船団が出港へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.11.15 【情報源】水産庁/2006.11.14 発表

 2006/07年の第2期南極鯨類捕獲調査第2次調査に従事する調査母船調査母船「日新丸」、調査標本採集船「勇新丸」、「第2勇新丸」、「第1京丸」、目視専門船「第2共新丸」、「海幸丸」が06年11月15日13時分に下関港から出航した。
 第2期南極鯨類捕獲調査は南氷洋鯨類捕獲調査(注1)に続く鯨類捕獲調査として、日本が第57回国際捕鯨委員会(IWC)ウルサン会議(05年6月開催)に計画を提出した調査で、(1)鯨類を中心とする南極生態系モニタリング、(2)鯨種間競合のモデルと将来の管理目標の設定、(3)系群構造の時空間的変動の解明、(4)クロミンククジラ資源の管理方式の改善−−が目的。
 05年のIWCでは反捕鯨国から出された計画の撤回決議案が僅差で採択されたが、日本政府はこの決議に科学的根拠がないとして、05年12月から06年3月にかけて予定通り第1次調査を実施。06年のIWCでは、調査捕鯨中止決議が提出されなかった。
 今回の調査は、調査海域を南緯60度以南、東経130度から西経145度の海域とし(注2)、クロミンククジラ850頭(誤差プラスマイナス10%以内)、ナガスクジラ10頭を捕獲し、データを収集するとしている。調査期間は07年4月中旬までの予定。

(注1)資源管理に必要な鯨類の生物学的特性、海の生態系での鯨類の役割などを解明することを目的に、国際捕鯨取締条約第8条に基づき実施されてきた調査。1987/88年に開始され、2004/05年調査が当初計画の最終年度にあたった。
(注2)第1次調査の調査対象は南緯60度以南、東経35度〜175度の海域。【水産庁】

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