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環境ニュース[海外]

とりあえず修正前の排出割当計画で対応 欧州委員会との争いは法廷へ

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.03.31 【情報源】イギリス/2005.03.11 発表

 イギリス政府は、国内の事業者がEUの排出量取引スキームに参加できるよう、排出枠の割り当てをできるだけ早く発行する方針を発表した。
 CO2排出割当総量を7億3600万トンとするイギリスの国家排出割当計画(NAP)は、2004年7月、欧州委員会によって承認された。しかし、その後、11月に、イギリスはCO2排出割当総量を7億5600万トンとする修正案を欧州委員会に提示し、欧州委員会と調整が難航していた。欧州委員会は、まだ正式な判断を下していないが、承認された割当総量を増加させるような決定は法的に不可能だろうとしている。
 今回発表されたイギリス政府の方針は、以前、欧州委員会に承認された7億3600万トンに基づいて、割り当てを行うもの。企業のコメントの集計作業が終了し次第(4月下旬か5月上旬の予定)、割り当てを発行する。これは、イギリスの事業者が、EUの排出量取引スキームに速やかに参加できるようにするための措置であり、欧州委員会もこの対応を歓迎した。
 一方で、イギリス政府は、修正案に対する欧州委員会の対応について、これを不服とし、欧州第一審裁判所(CFI)に申し立てる予定である。【イギリス環境・食糧・地方事業省】【欧州委員会環境総局】


下記アドレス:イギリス環境・食糧・地方事業省プレスリリース

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