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環境ニュース[海外]

COP10 EUは排出取引スキームについて発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2004.12.24 【情報源】EU/2004.12.15 発表

 気候変動枠組み条約第10回締約国会議の席上、欧州委員会のスタブロス・ディマス環境委員は、世界中から集まった閣僚らを前に、EUの排出取引スキームに関する発表を行った。
 2005年1月1日から開始されるEUの排出取引スキームは、世界で最初の国際的な排出量取引制度となる。ディマス環境委員は、EUのスキームでは、クリーン開発メカニズム共同実施といった、京都議定書上の柔軟性措置を活用できるようになっている点を強調した。
 さらに、同委員は、国連気候変動枠組み条約の登録システムの開発のため、欧州委員会が30万ユーロ(約4200万円)を追加的に拠出し、56万ユーロ(7800万円)分のソフトウェアを寄贈することを表明した。EUは、国連気候変動枠組み条約及び京都議定書に基づく事業の最大のスポンサーである。2005年からは、途上国に対し、気候変動に対処するため、年間3億6900万ユーロ(約520億円)を支援する予定である。
 なお、2005年1月からG8議長国、7月からEU議長国を務めるイギリスは、気候変動を重点課題としていく方針を強調している。イギリス気象庁のハドレーセンターは、COP10の場で、将来の気候や異常気象に関する予測、影響、不確実性などについてまとめた「不確実性、リスク、危険な気候変動」という冊子を配布した。【欧州委員会環境総局】・【イギリス環境・食糧・地方事業省】


下記アドレス:欧州委員会プレスリリース

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