欧州議会　温室効果ガスのモニタリングについて合意に達す

　欧州議会は、10月21日、「温室効果ガスのモニタリングに関する欧州議会・閣僚理事会決定」について、最終的にこれを承認することを議決した。新たな決定は、温室効果ガスのモニタリングに関する既存の理事会決定（93/389/EEC）に代わるものとなる。
　今回の決定は、京都議定書におけるEUの約束を実施するために重要である。この決定は、EU加盟国に対して、温室効果ガスの排出を正確にモニタリングし、報告するともに、これらを削減するためのプログラムを実施するよう義務付ける。また、排出予測に関する詳細なガイドラインを提供するとともに、排出権取引を記録する登録簿など、京都議定書を実施するための基盤を整備するものでもある。【欧州委員会環境総局】