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環境ニュース[海外]

ドイツ 「気候保護行動プログラム2020」の骨子を公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.05.13 【情報源】ドイツ/2014.04.28 発表

 ドイツ連邦環境省は、「気候保護行動プログラム2020」の骨子を、他の所轄官庁や連邦州政府に送付したことを公表した。ドイツは、温室効果ガスを2020年までに1990年比で40%削減する目標を掲げているが、この行動プログラムは、全ての部門に対し、この目標の達成を確実にするための対策を示すものとなる。骨子では、現状やその結果として生じる必要な対策、個々の部門における削減ポテンシャルの要点、対策プログラムを策定するための更なる措置の枠組みがまとめられている。最も高い温室効果ガス排出量と最大の削減ポテンシャルを持つ部門としてエネルギー部門が挙げられており、2020年になる前に排出量取引を適切に改革することに加え、エネルギーシフトと従来型の発電所の進展に関してエネルギー経済における転換に焦点が当てられている。一方で、家庭部門と商業部門では建築物に多くの排出要因とポテンシャルが指摘されている。行動プログラムの重点内容は、5月初めに開催される所轄省庁間の最初の会議において議論され、秋までに具体的な対策プログラムが策定される。省庁間での集中的な対話の他に、様々な対話イベントが企画されている。行動プログラムを基礎に、連邦政府は2016年に、「国家気候保護計画2050」を策定予定である。この計画は、長期的な気候保護目標を視野に、幅広い対話プロセスにおいて策定される。【ドイツ連邦環境省】

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