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環境ニュース[海外]

ドイツ 排出量取引対象施設におけるCO2排出量が削減

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.04.19 【情報源】ドイツ/2012.04.02 発表

 ドイツ連邦環境庁は、排出量取引対象施設における2011年の排出量に関する中間報告を公表した。これによると対象となる1640施設が、2010年と比較しCO2排出量を1%削減したという。景気回復と原子力発電撤退にも関わらず、2008年以降から続くCO2排出量の削減を継続している。特にエネルギー部門の削減量が多く、大規模燃焼施設からは2%減、小規模燃焼施設からは6%減となっている。また、第2取引期間で定められたドイツの排出量上限値は4億5280万トンであるが、それを下回る4億5000万トンであった。フラスバース連邦環境庁長官は、「2011年は、ドイツ経済は3%成長したにも関わらず、対象施設は排出削減に貢献した。これは、2013年から2020年の第3取引期間においても希望に満ちた傾向となる。また、2011年3月に原子力発電からの撤退が開始されたが、CO2排出量に不利な影響は出ていない」と述べた。最終報告書は、2012年5月15日に公開予定である。【ドイツ連邦環境省】

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