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環境ニュース[海外]

イギリス、炭素削減コミットメント・エネルギー効率化制度の簡素化案を提示

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2012.04.11 【情報源】イギリス/2012.03.27 発表

 イギリスのエネルギー・気候変動省は、炭素削減コミットメント・エネルギー効率化制度(CRC)について、省エネなど制度の効果を維持しつつ企業負担を軽減する簡素化案を提示した。CRCは、同国の炭素排出量の12%を占める大規模な企業や公共機関を対象とした義務的排出量取引制度。エネルギー使用に関する報告と税の支払いを義務付け、排出削減努力を実績表でランク付けすることで、企業のエネルギー効率化とイメージアップを促し、炭素削減の実現を図る。CRCの実施で2027年までに21MtCO2の削減効果が期待されている。今回の改正案は、CRCの利点を確保しつつ、運用手続を簡素化することが目的。これにより、2030年までに制度対象者の経費を約3分の2削減、金額にして約3億3000万ポンドを節約できるとしている。簡素化する項目は、CRC資格認定プロセス、対象となる燃料、企業の報告量、記録すべき期間など。排出係数についても温室効果ガスの報告と一致させるという。今後の公式協議を経て、同国政府は2013年4月までにCRCの法改正を行うとしている。【イギリス エネルギー・気候変動省】

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