一般財団法人環境イノベーション情報機構
2005年の温室効果ガス排出量データを公表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2006.04.14 【情報源】イギリス/2006.03.30 発表
イギリス政府は、3月30日、2005年の温室効果ガス排出量データ(暫定版)を公表した。このデータによると、2005年の温室効果ガス排出量(6種類の合計)は、基準年から14.5%減少していることが明らかになった。イギリスは、2008〜2012年までに、温室効果ガスを12.5%削減することに合意している。
一方、2005年のCO2排出量は、2004年から0.25%増加した。これは、主に、エネルギー消費量が増加したことと併せ、発電所において、天然ガスから石炭に、若干、燃料がシフトしたためである。1990年から2005年にかけては、CO2排出量は5.5%減少している。
なお、政府は、同日、2004年の大気汚染に関するデータ(最終版)も公表している。これによると、主な汚染物質の排出量は引き続き減少しているが、アンモニアと数種類の残留性有機汚染物質(POPs)については、増加が見られた。【イギリス環境・食糧・地方省】