一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州委員会 北方地域の自然保護区リストを採択
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2005.02.02 【情報源】EU/2005.01.17 発表
欧州委員会は、EUの自然保護区ネットワークである「Natura2000」の確立に向け、北方地域の保護区リストを採択した。北方地域は、フィンランド、スウェーデン、エストニア、ラトビア及びリトアニアの一部を含む地域。今回は、EU旧加盟国(EU15カ国)のフィンランド及びスウェーデン内にある、5026カ所、82,377km2に及ぶ保護区がリストに掲載された。保護区のリストは、ヤマネコ、モモンガ、ホテイランなどの動植物種を保護し、タイガ、湿原、沼地、淡水域、隆起海岸などにある生息地を守るものとなっている。
北方地域は、EU旧加盟国内の6つの生物地理学的地域のうちの一つで、保護区のリストが採択された地域としては、5番目となる。
Natura2000に基づく保護区及び保護種については、数々の措置によって、保護が強化される。【欧州委員会環境総局】