一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ連邦環境省 ポーランドの環境保護プロジェクトを支援
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2001.07.04 【情報源】ドイツ/2001.06.18 発表
ドイツ連邦環境省政務次官Altmann氏は、6月18日、Frankfurt/Oderで、ドイツ・ポーランド政府間協議の枠組みで、ポーランドの2つの環境保護プロジェクトを支援する条約に署名した。一つは、Wroclawにおける路面電車建設計画であり、最新の環境にやさしい車両・レールを導入することにより、汚染物質削減のみならず、最高水準の騒音防止を達成しうる。このレベルは、欧州騒音基準を達成することに資する。
もう一つは、Szprotawaにおける自治体の浄水施設を改善することであり、これは、オーデル川、バルト海の水質を改善することに資するほか、住民にとって目に見える持続的環境保護を行うこと、清浄な水、健康、自然の中でのレクリエーションの機会を確保することにも資する。
2つの計画の投資総額は、約4100万ユーロ(45億1000万円)にのぼるが、ドイツ連邦環境省の約1360万ユーロ相当の利子・投資補助金を含む、総額約1580万ユーロ(17億3800万円)がドイツ側から支出される。
ドイツ連邦環境省は、1992年以来、EU加盟が予定されている北東欧州諸国に対し、大気清浄化、水質保全、気候変動防止の分野で、この度の2件のプロジェクトを含め、合計19プロジェクトについて、総額8300万ユーロ(91億3000万円)にのぼる支援をしている。【ドイツ連邦環境省】