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環境ニュース[海外]

アンゴラで地雷撤去・エコツーリズムの立ち上げを推進

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2004.12.20 【情報源】国連/2004.12.02 発表

 アフリカ南部の野生生物の楽園で、地雷を撤去しようというプロジェクトがスタートする。これは、カリフォルニアに本拠地を置く民間団体、Roots of Peaceが、UNEP、UNDP、国連地雷対策機関(UNMAS)とともに実施するプロジェクト。
 このプロジェクトは、UNEPの主催する「地雷のない世界・ナイロビサミット」で発表されたもので、アンゴラ内戦で埋設された地雷を撤去し、アンゴラ、ボツワナ及びザンビアを結ぶ、ゾウの昔からの移動ルートを回復することを目指す。地雷撤去により、現在南部に集中しているアフリカゾウ(推定12万頭、毎年5%の割合で増加中)が、北部に移動し、ボツワナ、ザンビアにも移動できるようになる。アンゴラでは、現在、ゾウによる農作物の被害などが生じており、地域住民との間でトラブルとなっている。
 また、アンゴラでは、主に地雷のため、エコツーリズムがほとんど行われていない。地雷の撤去により、ジンバブエから、ボツワナ、ナミビア、アンゴラ、ザンビアに至る広大な保護区を設置する計画もある。これにより、観光の可能性が広がり、地域住民の収入源となることも期待される。【UNEP】

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